令和7年(2025年)8月1日
マイスホールディングス株式会社
代表取締役 宇野 智哲
【再建体制の本格始動と是正要求・外部有識者・支援スポンサー募集について】 マイスホールディングス株式会社(本社:大阪市中央区博労町、代表取締役:宇野智哲)は、令和 7 年 7 月 15 日開催の臨時株主総会にて新代表体制へ移行したことを受け、以下の通り「3 つの再建方針」を軸とした組織改革および社会的アクションを本格的に開始いたしました。
1.M&A支援協会への正式な是正要求および紹介の提出 当社が過去に関与した複数の M&A 取引において、外部仲介機関による過度なスキーム誘導や実態にそぐわない企業評価に基づく取引が行われた結果、一部子会社の経営不安定化、金融機関との信頼関係の悪化、ひいては社会的信用の失墜を招く事態が生じました。 当社はこれらの背景に、M&A 仲介機関の過剰な利益構造や、業界ガイドライン不遵守の疑いがあると判断し、業界全体の健全化と再発防止の観点から、以下の文書を一般社団法人 M&A 支援機関協会へ正式に提出いたしました。
- 是正・照会要求書(具体的な案件に関する構造的問題の提示、および同協会内での調 査・再発防止策の検討要請)
- 添付資料:当社が設立以降に関与した M&A 案件リスト
これを受け、M&A 支援機関協会より正式にヒアリングの機会をいただくこととなりました。 当社としては、実態に即した事実関係の提供と建設的な意見交換を通じて、制度改善および業界全体の信頼性回復に貢献してまいります。 なお、本対応は当社単体の名誉回復や防衛を目的としたものではなく、「同様の事態の未然防止」および「業界構造の是正」を目的とする、公益性を前提とした社会的アクションです。
2.経営是正推進委員会の設置と外部有識者の公募 過去の経営判断において、社内外の情報非対称性やガバナンスの不備があったことを真摯に反省し、当社は新たに「経営是正推進委員会」を設置いたしました。主な概要は以下の通りです。
- 目的:再発防止策の実行監査、経営ガバナンスの外部評価、社会的信頼の回復
- 構成予定:社外有識者(弁護士、公認会計士、企業再生経験者 等)+社内責任者
- 開催頻度:原則 月 1 回(緊急時は臨時開催)
- 報告先:代表取締役・株主・関係金融機関・スポンサー企業 等
本委員会へのご参画にご関心のある外部有識者の方々を、広く募集しております。報酬形態や守秘義務契約等は個別相談のうえ、公益性と再建意識を共有いただける方との協働を希望しております。
3.スポンサー・支援パートナーの募集について マイスホールディングスでは、今後の再建と持続的成長を目指し、志を同じくするスポンサー企業・支援パートナー企業の募集を開始いたしました。
- 社会的信用の再構築
- 持続可能なビジネスモデルの構築
- サステナブル経営の推進
- スポンサー契約によるブランド協業・事業共同運営
- PR 連携・社会的価値創出プロジェクトの共創
- 再建・再生支援ネットワークの構築
さらに当社は、株式および事業の健全な管理・再生を目的とし、SPC(特別目的会社)「MHD 再建合同会社」を設立致しました。 この SPC を活用した出資・共同運営・パートナー参画の枠組みもご提案可能です。 資金だけでなく、「志・信頼・経験」を共有しながら、当社の再出発を共に歩んでいただける企業・団体様との連携を、心よりお待ちしております。
4.ご報告と決意 なお、当社の前代表である森 秀幸氏は、現在いかなる報酬も受け取らず、無償にてマイスホールディングスの再建に尽力しております。 自らの責任を厳粛に受け止め、現場の実態と真正面から向き合いながら、日々、再建に向けた具体的な行動を継続しております。 私たちは、単なる資金的な支援にとどまらず、「志」「信頼」「経験」を共有していただける皆様とともに、真に社会的意義のある再出発を実現していきたいと考えております。 当社の再生に共感し、ともに歩んでいただける企業・団体の皆様とのご連携を、心よりお待ち申し上げております。
以上